反り腰とは、正常な腰椎の湾曲がそれ以上に湾曲してしまっている状態をいいます。
反り腰の状態だと、正常ならきれいに分散されるはずの腰の負担が一か所にかかり、骨や筋肉を傷めてしまう原因になります。
特定の部分に負担が常にかかってしまうと、椎間板ヘルニアや骨の変性(腰椎症)を招き、また腰椎の前の下腹部内臓が圧迫され、特に泌尿器(子宮卵巣を含む)や小腸に負担をかけてしまいます。
また、反り腰という腰椎の状態は、腰椎の上にある胸椎や頸椎にまで影響を及ぼします。
猫背やストレートネック、お尻が出てしまうようなプロポーションの原因にもなります。
姿勢が悪くなるだけならいいのですが、背骨の中には脊髄があり自律神経も走行していますから、反り腰などの背骨の変位は自律神経のバランスを乱して様々な不定愁訴を引き起こす原因にもなります。
壁に背中を付けたとき、壁と腰の間に手の平一つ分の隙間があるのが正常な湾曲です。
この隙間に手の平が二つ分以上ある状態が反り腰です。皆さんはいかがでしょうか?
背骨は生理的湾曲・S字カーブという自然な湾曲を描いています。
このS字カーブのおかげで私たちの体は、体への衝撃や重力、自らの体重の負担を上手く分散することができるのです。
この腰のS字カーブが後方に崩れると、腰が丸くなり猫背とストレートネックという態勢になります。
この状態のお客様本当に多いです。
反り腰とは反対に、腰が丸まった姿勢になります。
腰が痛いときや腰が疲れているとき、よくなる姿勢です。
S字カーブが前方に崩れると、その分バランスを取ろうとしてお尻が出たり胸が突き出たり顎が突き出る姿勢になります。
反り腰の状態になってしまう原因には、腹筋やお腹の中の腰を支える大きな筋肉の大腰筋(だいようきん)が弱くなってしまっているコトが指摘されています。
大腰筋は体幹を支える大事な筋肉です。
足を上げたり、腰を曲げたり捩じったりする働きをしますが、お腹の中にあり指圧やマッサージなどでは直接には治療できない筋肉です。
大事な筋肉ですが、ストレッチのような運動療法でしかケアできない筋肉なのです。
そこで有効なのがタイ古式マッサージにもあるストレッチ!
是非試しに施術を受けてみて下さいね。