リフレクソロジーと足つぼマッサージの違いがわかり、どちらが自分にピッタリなのか、わかるといいですよね。
リフレクソロジーは足裏の反射区(ゾーン、またはエリア)に刺激をあたえ、 足つぼマッサージは足の経穴と呼ばれる反射点(ポイント)に刺激をあたえ、 疲労を回復させたり、体や心の調子を整えたりする健康法です。
リフレクソロジーと足つぼマッサージは、それぞれに長い歴史があり、効果があり、 科学的な検証もされています。
1,押す場所
【リフレクソロジー】
足裏にある反射区を、点でなくゾーン(またはエリア)としてとらえ、周辺を含め、まんべんなく押します。反射区は特定の臓器・器官に対応しているとされています。 足裏だけでなく、ふくらはぎ、顔、手、耳などをマッサージすることもあります。
【足つぼマッサージ】
足裏にある経穴とも呼ばれる反射点(ツボ)を押します。この反射点はそれぞれ、特定の臓器・器官に対応しているとされており、症状に合わせてピンポイントで押します。
2,押す強さ
【リフレクソロジー】
主に指の腹を使って、撫でるようにソフトに押します。 やさしく揉むような押し方のため、心地よさから眠ってしまう人も少なくありません。
【足つぼマッサージ】
主に親指の腹で押し、押すときの強さは「強すぎず、弱さすぎず」が目安です。 押して気持ちいい強さ「痛気持ちいい」が良い、とされています。
3,起源・歴史
【リフレクソロジーの歴史】
リフレクソロジーは、リフレックス(反射)とロジー(学問)を組み合わせた言葉です。その成り立ちには、医学が関わっています。
足裏などに反射区があり、その周辺を押すと、そこに対応している体の部位の痛みをやわらげる効果があることを突き止めたのです。これが後に発展して、リフレクソロジーになりました。
【足つぼマッサージの歴史】
中国では2000年以上前から、ツボによる治療が行われていたとされるほか、さまざまな国につぼ治療のような療法があり、古くから世界の人々の健康を支えてきました。
つぼ治療はWHO(世界保健機関)にも認められ、2006年には人の体にある361カ所のつぼの場所が世界標準として統一されました。