タイ古式マッサージを受けるうえでの注意点について。
1,風邪や怪我の心配はないか
肩こりや筋肉の緊張から来る体調不良であれば問題ありませんが、風邪などの病気の場合、タイ古式マッサージによる刺激によって体調不良が悪化する可能性があります。
怪我についても同様です。単なるコリや痛みであれば問題ありませんが、捻挫や打撲などの怪我をした状態で施術をすると逆効果になってしまいます。
部分的なものであればセラピストが臨機応変に対応してくれるので、施術前にあらかじめ怪我の部位と程度を伝えておくことが大切です。
2,食後すぐの施術は避ける
食後は食べ物を消化・吸収するために消化器官が活発に働きます。
消化器官に血液が集中することで、スムーズな消化・吸収ができるのですが、タイ古式マッサージを受けると血液が全身に分散してしまうので、消化・吸収の妨げになってしまいます。
それだけでなく、胸やけや吐き気などの消化不良を引き起こす原因にもなりかねません。
また、満腹状態だとタイ古式マッサージによるストレッチが苦しく十分に身体を伸ばしにくくなります。
3,妊娠中か(妊娠の可能性はないか)
妊娠中は身体の中でめまぐるしい変化が起こっています。
普通であれば問題のない施術であっても、妊婦の方にとっては劇薬になり得るのです。
身体の状態によっては母子ともに負担がかかり、流産する危険性もあるのです。実際、タイでは妊婦が足裏マッサージを受けて流産した後、死亡したという痛ましい事件も起こっています。
万が一のことを考えると妊娠中の施術は控えた方がよいでしょう。
4,持病への影響はないか
タイ古式マッサージはストレッチで大きく身体を動かしたり、揉みほぐしたりするので、全身の血流がよくなります。
そのため、心疾患や動脈硬化、高血圧などの循環器疾患に心当たりがある場合、思わぬ事故を引き起こしてしまうかもしれません。
サロンだけでなく、かかりつけ医にも相談したうえで、施術を受けるかどうかを決めてください。
少しでも不安がある方は、必ずサロンのスタッフや医師に相談してくださいね。